TAKEFUのできるまで
[TAKEFUとは] TAKEFUのできるまで|ナファ生活研究所
竹は、発芽してから3年で成木になります。成長期には一晩で1メートル以上も成長する、非常に生命力にあふれた植物です。毎年種を植える必要がなく、農薬を散布する必要もありません。上手に管理し、成木のみを伐採していくことで、資源を減らすことなく活用できる究極のエコロジー素材。大地が私たち人類に与えてくれた贈り物です。
パルプ化の工程では、繊維の素となるセルロースを抽出するためアルカリ剤を使用していますが、徹底したリサイクル技術を確立しています。さらに、竹パルプのセルロース部分を繊維化する紡糸の工程では、特殊な溶剤を使用していますが、やはり環境への配慮を十分に行っています。このようにして作られた繊維は再生セルロース繊維と呼ばれます。分類はレーヨンという表示になり石油から作る合成繊維と混同しがちですが、原料は竹のみ。土に埋めると分解し大地に還ります。TAKEFUは、筍として芽吹いた時から、その役割を終わるまで、まさにエコロジー。自然から人間が頂いた理想的な繊維と言えます。
TAKEFUは2008年に、竹原料100%を原料としたレーヨンとして、商標登録されました。これにより、素材表記は以下のようになりました。
■従来 → 素材:レーヨン(◯◯%)原料に竹を使用
■現在 → 素材:レーヨン(TAKEFU)◯◯%
商標登録は、繊維を始め幅広い繊維製品に対してなされており、現在TAKEFUブランドは、株式会社ナファ生活研究所が製造・販売する製品およびコラボレーション製品にのみに使用が可能となっています。TAKEFUは竹原料100%で作られた再生セルロース繊維(レーヨン)で、株式会社ナファ生活研究所が所有する登録商標です。
長江に注ぐ支流、そしてそのまた支流に沿って慈竹(じちく)はそのたおやかで蒼々とした姿を見せてくれます。その川を流れる水は遥かチベットの高峻な山々より流れ来る清らかな雪解け水です。慈竹は孟宗竹のように地下茎を張る種類ではなく株立の竹で、高さは6〜12m、直径は3〜6cm、節間長は30〜50cm、またの名を「孝竹」、「子母竹」と呼ばれます。解毒や消化促進のための漢方薬として古くから重用されてきました。